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寒天の種類 |
寒天は、テングサやオゴノリといった紅藻類に属する海草を煮溶かし、ろ過して固められたもの(ところてん)を繰り返し凍結乾燥させて作られます。
粉寒天
2グラム
↓
小さじ1
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ほぼオゴノリ100% → 工業寒天
<煮溶かし方>
粉寒天を常温の水またはだし汁などに入れ、中火にかけます。
鍋底に沈んでしまわないよう常にかき混ぜ、沸騰させます。
沸騰したら弱火にして1、2分そのままかき混ぜ煮溶かします。 |
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角寒天
4グラム
↓
1/2本
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(棒寒天)テングサとオゴノリを混ぜて作られる → 天然寒天
<煮溶かし方>
角寒天は水洗いし、容器にたっぷりの水を入れ30分以上浸します。
やわらかくなったら引き上げ、絞って水気を切ります。
使用するときは細かくちぎりながら加えていきます。
中火でかたまりがなくなり、透明感が出てくるまでかき混ぜながら煮溶かします。
どうしても気になるようでしたら、こし器などでこしましょう。
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糸寒天
4グラム
↓
12〜13本 |
(細寒天)テングサ100% → 天然寒天
<煮溶かし方>
糸寒天は水洗いし、容器にたっぷりの水を入れ30分以上浸します。
やわらかくなったら引き上げ、絞って水気を切ります。
使用するときは細かくちぎりながら加えていきます。
中火でかたまりがなくなり、透明感が出るまでかき混ぜながら煮溶かします。
どうしても気になるようでしたら、こし器などでこしましょう。 |
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■天然寒天
海草を煮て溶かし、こした物を箱に入れ固められたのが、ところてんになります。
天然寒天はところてんを角状や細切りにして冬場に外気で凍結乾燥を繰り返して作られます。
屋外で作るので、天候に左右されやすく品質に多少の差が出るのが特徴です。
精密にろ過され、凍結乾燥されたものは純度が高く透明度も高いので、高級和菓子などに用いられます。
■工業寒天
工場生産なので、天候や季節に左右されず一年を通して品質・純度共に高い水準で一定のものが作られます。
食用だけでなく、化粧品や医療研究材料など多岐にわたって使用されています。 |
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